2007年1月12日に主要紙などで報道されたカエルのツボカビ症について、2007年2月25日東京都港区青山プラザ２４６で、講習会を開催しました。
講師は、田向健一先生（東京都世田谷区・田園調布動物病院院長・「ザ・カエル」などの著書もあるカエル、ツボカビ症にも詳しい獣医師先生）のご好意により無報酬で引き受けていただきました。
参加費も無料で行われた講習会には、カエルの愛好家や水族館関係者、プロショップや自然保護関係の方々など約60名のご参加者をいただきました。また、クリーパー社の宇田川様からも講習会のテキスト（クリーパー誌原稿）を無償でご提供いただきました。ツボカビに感染したカエルの症例、治療の実態（治癒例）、検査方法、消毒など具体的で詳細な先生の説明に、熱心に耳を傾けていた参加者の方々の、ツボカビ症に対する真剣な姿勢が伝わってきました。

今回は、会場レンタル費の負担が思った以上にきびしかったのですが(貧乏会社ですので）、田向先生のご協力に助けられ、様々な貴重なご意見をいただけましたことから、講習会を行った意義を強く感じました。

私たち一人一人がツボカビ症に関する正しい知識をもって、気をつけていくことが、ツボカビの野外への拡散を阻止し、日本のカエルを守ることにつながると信じています。V 大事なことは、飼育下のカエルをむやみに野外に放さない（死体を含め）。カエル飼育で使用した排水は消毒して捨てることを、徹底して行っていくことです。

ワイルドスカイでは、これからも、ツボカビ症に対して真剣に取り組み、考えていきます。

ツボカビに関しては、
麻布大学のホームページ　http://www.azabu-u.ac.jp/
WWFジャパンのホームページ http://www.wwf.or.jp/
などに詳しい解説が、あります。