ヤドクガエル

ヤドクガエル
バリアビリス=ペルー 体長18ミリ

ヤドクガエルを飼おう!

ヤドクガエルは明るいうちにハンティングをし、縄張りを主張して鳴き、自分の子供(オタマジャクシ)を背中に乗せて水場に運び、そして暗くなると眠ります。原色やメタリックで性格も陽気なヤドクガエルと人の生活リズムは重なっています。
マダラヤドクのオタマジャクシオタマジャクシ運搬中

ヤドクガエル飼育に必要な4つ気温、湿度、土、水

気温

ヤドクガエルの生息地は中米コスタリカから南米大陸アマゾン川流域ですから、必要な気温は熱帯魚などと同様27度前後です。日本で飼育するには晩夏から梅雨明けまでの期間にヒーターで保温する必要があります。

湿度

ヤドクガエルの皮膚は乾燥にあまり耐えられないので人工的に湿度を70%以上にします。たとえば70から80%に設定するには細かく調整しなければなりませんが、70%以上なら100%でもOKです、これなら簡単ですね。部屋が乾燥気味だと大変ですが、熱帯魚の水槽や観葉植物があれば部屋全体の湿度が高く好都合。

土などの底床材

底床材はとても重要です、土に中にはたくさんのバクテリアが棲み排泄物を分解し植物が吸収できるようにしてくれます。バクテリアの棲みにくい環境ではアンモニアが発生しヤドクガエルに有害です。

ヤドクガエルは基本的に毎日脱皮し、脱皮時に十分な水分が必要です。そのために水浴びができる浅い水たまりをつくります。刺身醤油の皿など何でもいいのできれいな水をためておきます。

ヤドクガエルは熱帯雨林の宝

上の4つは熱帯魚飼育と似ています。ヤドクガエルを「地上を歩く熱帯魚」として考えれば熱帯魚を飼育している人にはカンどころをつかみやすくなります。
インターメディウスの腹イミテータ インターメディウスのおなか(ペルー、体長20mm弱)

ヤドクガエルの毒

ヤドクガエルの毒は狩猟時に吹き矢の先に塗られて使用されいます、しかし、通常売られている個体はCB(人工飼育下で繁殖した)で無毒ですから触れても大丈夫です

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ヤドクガエルのビバリウム

ヤドクガエルのビバリウム

ヤドクガエルのビバリウムの中には熱帯雨林をつくります。ジャングルの奥深くではなく林の縁で日光がよくあたる環境です。樹上にはパイナップル科(ブロメリア科)の植物やランが着生し地上は下草が茂っているようなところ。ビバリウムは陸上世界を再現しています、だから中に入れた植物が水中の水草のように簡単に溶けてしまうことがないので水草より気楽に冒険をすることができます。
ビバリウムの中で原色やメタリックなヤドクガエルが緑の間を活動する様子は感動ものです。

ヤドクガエルのエサ

ヤドクガエルのエサは小さな昆虫、飼育する場合はゴマ粒くらいの小さなコオロギか飛ぶ能力を失ったショウジョウバエが主流です。自分で殖やすこともできますがショップで購入することもできます、忙しい人は熱帯魚のエサと同様購入してください。とても小さな虫ですから数を数えるのは非現実的です。熱帯魚にフレーク与えるのに何枚と数えている人はおそらく居ないと思います。ヤドクガエルもそれと同じ、目分量でエサ昆虫を与えます。1週間もすれば必要量を把握できると思います。
小さな虫を追いかけてハンティングする様子はまさに野生そのもの弱肉強食の世界を垣間見る思いです。
コバルトヤドクガエルのエサハンティング中

ヤドクガエル専門書

は虫両生類ビジュアルガイド
「ヤドクガエル」
ヤドクガエルを飼育するならこの本です! 日本語で書かれたヤドクガエル専門書。
日本やユーロ圏のヤドクガエルキーパーが撮影したヤドクガエルの写真がたくさん載っています。原稿はワイルドスカイの店主私が書きましたが、お客さんから聞いた知見も参考にしています。私1人の力ではなく、みんなでつくったヤドクガエル本です。

消費税込み\2,940 \2,800(税別)

ビバリウム専門書
ビバリウムの本
ビバリウムの本
「カエルのいるテラリウム」
そして、こちらは日本語で書かれた唯一のカエルビバリウム専門書です。日本やユーロ圏のカエル愛好家のビバリウム写真がたくさん載っています。カエルのビバリウムを維持する際に必要な知識を、写真と文章から得てください。原稿はワイルドスカイ店主私が書きました。

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